防災活動の形骸化の要因①:行動に結び付けられない情報提供
卒研振り返り久しぶりですね。
卒業までにはどうにかして振り返り終わりたい。
今日は防災活動がなぜ形骸化してしまうのかを振り返ろうと思います。
ちゃんと過去の災害を踏まえた防災活動が行い続けることができれば
次の大災害では被害を軽減できる確率が高くなるだろう、という想定。
↓ 前回の記事はこちら ↓
形骸化の要因は、私は3つあるのではないかと考えました。
1.行動に結び付けられない情報提供
2.参加者が興味と日程によって制限される
3.災害文化の低下
まずはこの1点目についてまとめていこうと思います。
よくある防災活動は
講話→町歩き→アウトプット(防災マップの作成など)
全文表示 | 【震災5年 絆はどこに(最終回)福島県相馬市、南相馬市】 ふるさとのありのままを知って欲しい 高校・大学生「手作り」被災地ツアー : J-CASTニュース
確かに確実なものではあります。
講話によって知識を提供し
知識を得た状態で町歩きを行うことで、防災という視点で改めて町を見る。
ただ見て回るだけではなくて一緒に回った人と情報を共有する、
あるいは新たな視点で見た町の発見を書き出すことで
再認識するなどと言った目的でアウトプットを行う。
確かにいいんだけど、実際に行動できるかどうかは別の話。
情報提供も町歩きも、ほんの数時間〜1、2日間では不十分。
それに町はどんどん変わっていきますから、その変化にも対応しないと
いけないのではないかと思います。
それから提言書や書籍。
悩める20代サラリーマンにオススメする書籍 – ゆるくいきまっしょい
過去の災害から得た知見をまとめているもので、
次に来る大災害が来る前にどういう準備をしておけばいいのか
どういう知識を身につけておくと良いのかなど書いています。
自分で調べなくても専門家が長期間調査を行なったものですので
過去の災害を知るにはとてもいい資料です。
しかし防災や災害に興味のない人は手を出さないだろうし
そもそも検索しない。
検索しないということは知られることもない。
(現代社会の難点といえば難点かもですね。出会いの幅が狭いというか。)
あとはいくら情報提供を行なったとしても
情報の受け手がその情報を得て行動に移すことができる
一種のスキルのようなものが必要になってくるのではないか。
けっこう防災関係の情報って専門用語が多かったり、
聞き慣れない言葉が多かったりします。
それをどこまで噛み砕くかが情報提供者側に求められる配慮だろうし
あるいは情報の受け手もある程度得た情報を理解する能力が必要。
そんなこんなで防災活動の形骸化の要因になっているのではないかと思ったのです。
まとめているうちになんだか流れに疑問が生じてきたので
今後この記事は編集するかもしれないです。